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さて、私は翌日にヘルスケア(健康管理)の将来について欧州委員会に行って話をするように招待されていました(自分がそのことについて十分理解していると主張する訳ではありませんが、いくつかのことを考え、ワクチンやその他の良い点について話すことができることは、皆さんにもお分かりになるでしょう)。しかし、この日の講演などを聞いた後、私は自分の講演をすべて変更し、別のテーマを使用することに決めました。私が選んだテーマは、「食とは医学・薬である」でした(RR3)。皆さんが空腹のまま夜の眠りにつくとしたら、求めているのは抗生物質でも、米国やヨーロッパで求められている嗜好的な薬でもありません。求めているのは食べ物です。皆さんにとって食とは医学・薬(医食同源)なのです。したがって、私はGMOの問題について話し、これから私が皆さんにお話しすることの多くを言及しました。この講演の終わりに、イタリアの上院議員が来てこう言いました。「私は、自分が話さなくてはならないお話を聞きました。私はあなたのお話を聞くまでGMOについて完全に反対でしたが、これまで耳にした中で最も素晴らしい事であると、今は思います。」彼女は機会がある限り、賛成投票をするつもりだと言いました。そして、その他の上院議員の補佐官の多くが来て、グリーンピースや反GMO関係者が、科学者つまりこの分野のことを本当に知っている植物学者の発言を本質的に封じていたため、これまでこのような話の多くを聞いたことがなかったと言いました。

 彼らは、私たちが常に打撃を受ける理由の一つが、植物と取り組んでいる多くの人々が大手アグリビジネスから資金を得ていることにあると言いました。モンサントが、シンジェンタが、その他のアグリビジネスが人々を援助し、人々は「産業のイエスマン(太鼓持ち)」としてラベル付けされるだけです。産業が人々に資金援助をすることにより、人々は産業の文言を引きずっているに過ぎません。私は、自分が実際に何か良いことができる機会がここにあると思いました。私は過去にいくつかのノーベル・キャンペーンを善因のために運営してきましたが、私の知るノーベル賞受賞者の中に、農業ビジネスに携わる人は誰一人としていないと思います。私たちは大手のアグリビジネスとは関係がありません。したがって、反GMO関係者が使用しているこの議論を私たちに対して向けることはできません。私には、これは非常に良いことのように思えました。そこで、私はこのキャンペーンについて考え始め、どのように実施するかを考え出し、詳しく調査を行い、ノーベル賞受賞者の友人たちの多くと話をし、支持・参加をあおぎました。私が話をしたほとんどの人が「イエス」と言い、「これは私たちが参加するべきもので、科学について、科学が出来ることやどのように役立つかについて数多の虚言が語られているという事実を好ましく思わない。」と言いました。