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サイトカインストームとは、健常人の免疫システムの暴走で、150以上もの炎症物質(サイトカイン、酸素フリーラジカル、凝固因子)が放出されるものである。炎症前駆サイトカイン( Tumor Necrosis Factor-alpha, InterLeukin-1, InterLeukin-6など)、抗炎症サイトカイン( interleukin 10, interleukin 1 レセプター抗体など)が血液中に増加し、しばしば 恐ろしく 致死的な状態が引き起こされることをさして「サイトカインストーム」という。

サイトカインストームの主役はTNF-a (Tumor Necrosis Factor-alpha) IL-6 (Interleukin-6)である。

サイトカインストームは不適切な(大げさな)免疫反応であり、T細胞あるいはnatural killer (NK) 細胞が急激に増殖し活性を高めることによって起こる。

これらの細胞は、感染したマクロファージにより自身で活性化していく。サイトカインストームは対処して抑制しなければ死が待っている。